自身の汚れを愛しく想えるか
自分だけが知っている
自身の姿を嫌わなければ
ならないのなら
ダレかに好かれることなんて
死神との取り引きみたいなもの。
僕は 生きていたい
自身を嫌うことと
引き換えに得る情なんて
一番大切な存在
ではない。
好きになったあなたのことより
あなたを好きになった自身の
想いに寄り添いたい。
嬉しかった想いに
苦しかった想いに
あの時、嬉しかったんだね。
あの時、苦しかったんだね。
凝り固まった想念が
解かれ仏になる。
その時、影の姿は無く
世界は、そのままで
輝いている。